オモチャじゃない! エデュケーショナルロボットの「Romo」

続いて、同社 事業開発本部 新規事業開発部 部長代理 小暮武男氏が登壇し、Romotiveのエデュケーショナルロボット「Romo」を紹介した。小暮氏ははじめに「Romo」が"玩具"ではないことを強調。あくまで"エデュケーショナルロボット"だと説明した。

RomotiveのTシャツを着て気合バッチリの小暮氏

これが「Romo」だ!

Romoは「玩具」ではありません

「Romo」は、思い通りに動きをプログラミングできる子ども向け知育ロボット。スマートフォンを"あたま"として、キャタピラ部分「Romoベース」を"からだ"として使用し、子どもたちは"あたま"であるスマートフォンアプリから動きを設定して「Romo」を動かす。時には失敗することもあるため、子どもたちは試行錯誤しながら「Romo」のプログラムを組んでいく。こうした「Romo」のプログラミングを通じて、子どもたちは「想像力・発想力」「集中力」「論理的思考力」を身に付けられると小暮氏は語った。したがって「Romo」はオモチャではなく、エデュケーショナルロボットだという位置づけになるとのことだ。

ちなみに、現時点での対応機種はiPhone 4/4S/5/5c/5s、iPod touch(第4世代・第5世代)。筆者はつい最近発売されたiPhone 6に機種変更したばかりだが、筆者のiPhone 6はサイズという物理的な問題で、残念ながらキャタピラにセットできなかった。ただし、iOS 8には対応しているので、「Romo」をリモートコントロールできるアプリ「Romo Control」を使えば、iPhone 6や6 Plusからも「Romo」をコントロールできる。もちろん、キャタピラにセットするiPhoneは別途用意する必要があるが……。そんな悲しい現状を筆者が嘆いていると、機種変更した際に不要になる「空きスマホ」を「Romo」用にするのがいいのでは、と小暮氏が提案してくれた。

「Romo」の使い方例

こうした経験を通して子どもたちの思考力を鍛える

実際にセールス・オンデマンドが国内で提供している製品を触って試してみるのは、筆者にとってこの体験会がほぼ初めて。別々のメーカーの製品ではあるものの、すべてが製品のその先にあるユーザーの"体験"を重視していると感じた。「ルンバ」はその代表例のようなもので、ユーザーのライフスタイルまで変えてしまった。だからこそ高いユーザー満足度が得られているのかもしれない。