独ライカカメラは16日(現地時間)、レンズ一体型デジタルカメラ「ライカ V-LUX(Typ 114)」を発表した。光学16倍ズームが可能な大口径レンズ「ライカ DC バリオ・エルマリート f2.8-4.0/9.1-146mm ASPH.」を搭載している。ライカストア、ブティック、ライカ正規特約店で10月以降に順次販売する。価格は未定だ。
ライカ V-LUX(Typ 114)は、25-400mm(35mm判換算)の焦点距離をカバーする大口径レンズ「ライカ DC バリオ・エルマリート f2.8-4.0/9.1-146mm ASPH.」を搭載したデジタルカメラ。広角端で開放F2.8、望遠端で開放F4の明るいレンズだ。被写体に3cmまで近づいたマクロ撮影も行える。動画撮影では、4K動画の撮影に対応した。
Wi-Fi機能およびNFC(近距離無線通信)機能を搭載している。スマートフォンやタブレットに無料の専用アプリ「Leica Image Shuttle」(iOSおよびAndroidに対応)をインストールして、スマートフォンやタブレットからのリモート操作が可能だ。
主な仕様は、撮像素子が有効2,010万画素の1型MOSセンサー。対応感度はISO80~12500(拡張で最大ISO25000まで)。レンズ構成がEDレンズ4枚を含む11群15枚。開放F値がF2.8~F4。シャッター速度が1/4,000秒~60秒(メカニカルシャッター)、1/16,000秒~1秒(電子シャッター)。連写は最速50コマ/秒(シングルAF、電子シャッターのみ)。背面のモニターは3型のバリアングル液晶ディスプレイ(約92.1万ドット)。対応メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード。
本体サイズはW137×D130.7×H98.5mm、重量は830g(バッテリー含む)。バッテリー、バッテリーチャージャー、USB接続ケーブル、ネックストラップ、レンズキャップ(ストリング付き)、レンズフード、ホットシューカバーが付属。専用サイトからダウンロードする形で、ソフトウェア「Adobe Photoshop Lightroom」が提供される。