シャープは8日、プラズマクラスターヘアケア製品を発表した。ヘアスタイラー、ドライヤーともにプロスタイリストの考えにならって、その日のスタイリングだけでなく「明日の髪の健康や美しさ」まで考えて開発された製品だ。

プラズマクラスターヘアスタイラーとプラズマクラスタードライヤー

明日の髪の健康や美しさまで

発表されたのは、一般的なピストル型ドライヤーである「IB-HD94」と「IB-HD64」、ブラシ一体型のヘアスタイラー「IB-CB54」の2シリーズ3機種。どの製品もプロスタイリスト・TOCKY(トッキー)氏の美容哲学「今日の髪の仕上がりだけでなく、明日の髪の健康や美しさまでを考える」というコンセプトに基づいて開発された。スタイリングやセット力だけではなく、髪のダメージケアまで行うことを想定された製品群となっている。

IB-CB54(写真はブラシを取り外した状態)

IB-HD94

IB-CB54は、今回新たにブラシに、髪をキャッチできる「テンション毛」とそのサイドに温風とプラズマクラスターイオンを放出する「サイドホール」を設けた。根元からうねりを直し、サイドホールからプラズマクラスターイオンを吹き付けることで髪にまとまりを与えるのでツヤ感がアップする。プラズマクラスターイオンは髪のツヤだけでなく、静電気からキューティクルを保護して枝毛や切れ毛を低減する。

IB-HD94とIB-HD64は、温度を上げずに水分を蒸発させる「速乾エアロフォルム」という構造を採用。髪は熱によってダメージを受けやすいが、ドライにかかる時間を従来機種の約半分に短縮したことで髪が受ける熱ストレスを軽減できる。IB-HD94は、髪の表面温度を55度以下に保つ「あったかドライモード」を新たに搭載。髪の表面のケラチンは55度以上で変性してダメージヘアの原因になってしまうが、あったかドライモードでは熱ストレスを抑えながら髪を乾かせる。カラーリングの繰り返しで傷んだ髪のキューティクル保護にも効果的だという。

髪の毛をキャッチするテンション毛と、温風とプラズマクラスターイオンを吹き出すサイドホール(写真はブローブラシ)

付属のロールブラシにもテンション毛とサイドホールが設けられている

今日の仕上がりだけでなく、明日の髪の健康や美しさまで追求

みるみるうちにまとまる髪の毛

髪をボサボサに乱したモデルが登場し、IB-CB54を用いたデモを行った。ボサボサになった髪の毛の半分だけをIB-CB54でセットする。一度ブラシを通すと、みるみるうちにまとまっていく。途中で髪がからまることもなく、すぐにセットが完了した。

テンション毛で髪をキャッチして引っ張ることで根元からうねりを直すというが、実際に髪はまとまるのだろうか

髪ボサボサで登場したモデルさん

すーっと2~3回ブラシを通すときれいにまとまった

IB-CB54を筆者も試してみたのだが、2度ほどブラシを通してみただけで髪がサラサラになったのを実感した。手触りもなんとなくしっとりした感じ。即効性があったので、少し驚いた。クセ付けはちょっとコツがいるようで、不器用な筆者には難しかったのだが、髪を濡らすなどの工夫をすればもっとうまくいきそうだと感じた。