2014年9月4日、LINEはユーザーがLINEスタンプを制作・販売できる「LINE Creators Market」で販売されている都道府県・地方別の「方言スタンプ」の制作数についての調査結果を発表しました。

これによると、LINE Creators Marketのサービス開始以降、「方言」に関するスタンプの制作・購入が活発に行われており、人気ランキングの上位にも数多く登場していたことから、今回の調査に踏み切ったというのが背景のようです。

調査対象とその方法は?

今回の調査対象は、8月29日時点でLINE Creators Marketで販売されている約1万個のスタンプの中から「弁」、「方言」などを含むスタンプを抽出し、広報事務局が目視のうえ、県別、地方別に分類しています。

目視でチェックというのは驚きましたが、確かにタイトルやスタンプの説明で抽出できても、実際に方言が書かれているかは画像を見ないとならないですもんね。しかも、方言も正しく使われているか調べる必要もあります。担当者の皆さんの苦労が目に浮かびます。

予想通り? 関西地方と九州地方で、全体の半数以上!

まず、地方別の結果から見てみましょう。

地方 スタンプ数 割合
1位 関西地方(三重県、滋賀県、京都府、大阪府兵庫県、奈良県、和歌山県) 103 33.7%
2位 九州地方(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県) 76 24.8%
3位 中部地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県) 37 12.1%
4位 中国地方(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県) 35 11.4%
5位 東北地方(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県) 17 5.6%
6位 関東地方(茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県) 15 4.9%
7位 四国地方(徳島県、神奈川県、愛媛県、高知県) 14 4.6%
8位 北海道地方(北海道) 9 2.9%

地方別で見ると、1位の関西地方が33.7%、2位の九州地方が24.8%と、この2つの地方だけで全体の半数以上を占めているという結果になりました。また、4位の中国地方、7位の四国地方を含めると70%となり、地方スタンプの割合は「西高東低」であるという結果が導きだされました。

1位は沖縄!僅差で2位に大阪。方言スタンプ数0という都道府県も

続いて、都道府県別の結果を見ていきましょう。

都道府県名 スタンプ数 割合
1位 沖縄 28 11.9%
2位 大阪 26 11.1%
3位 福岡 20 8.5%
4位 広島 13 5.5%
5位 北海道 9 3.8%
6位 富山 9 3.8%
7位 愛知 9 3.8%
8位 山口 8 3.4%
9位 熊本 8 3.4%
10位 岡山 7 3.0%

※関西弁、九州弁等、内容から都道府県が判別できないものは除去しているため、総数は235で集計。

関西地方が1位だったので、都道府県別でも関西地方のどこかが該当するかと思いきや、なんと沖縄県が1位に!次いで大阪、福岡、広島という順位になっています。

反対に8/29時点で方言スタンプがまだ存在していない都道府県は、埼玉県、長野県、香川県の3県でした。この3県に住んでいる方で、LINEスタンプを作ろうと考えている人は、地元愛をアピールできる方言スタンプを作ってみるのも良いかもしれません。

記事提供:gooスマホ部

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