このWOW to WOW構想は、「O2O」と引っかけており、高橋氏も「若干無理矢理」と笑うが、オンラインとオフライン、リアルとインターネットの連携を、今後さらに強化していく意向だ。

これを実現するために、高橋氏はiBeaconにも期待を寄せる。ライブイベント時にポスターに近づくとスペシャル画像が特典として配信されたり、会場の売店に行くとドリンク無料クーポンが当選したり、といった「ちょっとした驚きやお得感」を演出。高橋氏は、iBeaconで大がかりなシステムを組むより、ふとしたきっかけを提供した方が普及につながると見ており、まずはライブイベントなどでiBeaconのサービスを提供していく考えだ。

ライブ・イベントでのiBeaconの利用例。商業施設ではOrigamiと連携しての展開も検討する