説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「○日後」などの日にち指定、何日先まで使えるの?』という質問に答えます。
iOSでは、「メール」や「メッセージ」、「メモ」などのアプリに記録された日時情報をもとに、カレンダーやリマインダーのイベントを作成できます。作成可能な文字列にはハイパーリンクが自動設定され、その部分をタップすると現れるメニューで作成するイベントの種類を決定できます。
ハイパーリンクが自動設定されるのは、「○月△日」といった具体的な日付情報(絶対日付指定)でなくてもかまいません。メールの送信などアクションを起こした日を基準とし、「明日」や「3日後」といった指定方法(相対日付指定)も可能です。「月曜」や「火曜」など曜日も使えます。時間帯についても「朝」と「昼」、「夜」など大まかに指定できます。ただし、昼過ぎに「今朝」としたり、「昨日」や「3日前」といった過去の日時にはハイパーリンクが設定されません。
質問にある相対日付指定が可能な日数ですが、試したところ「31日」までハイパーリンクが自動作成されました。「32日」より先の場合は作成されなかったため、相対日付指定の範囲は現時点から1カ月先までということになります。「明日」と「明後日」、「明明後日」は認識されますが、「弥の明後日」は認識されません。
ただし、相対日付指定では「1カ月」や「1月」などといった「月」単位は認識されません。「来週」や「再来週」、「1週間後」という週単位も使えません。「正月」や「クリスマス」といった祝祭日や宗教の休日も認識されないため、「○日」が相対日付指定するときのキーワードと覚えておくといいでしょう。