計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは6月25日、電子機器の設計・製造向けに高信頼性の大容量基本AC電源「Agilent AC6800シリーズ 大容量基本AC電源」を発表した。

同シリーズは500VAから4000V出力までの4モデルが提供され、さまざまな試験用途における電源の不安定の再現や過渡電圧などを再現することが可能となっている。

また、直観的なユーザーインタフェースの採用により、設定、設定の確認、測定情報などを電源のフロントパネルから容易に行うことが可能なほか、SCPI(Standard Commands for Programmable Instruments)コマンドを用いて、プログラムで制御することもできる。

さらに、LAN/LXI CoreおよびUSBインタフェースを標準装備しているほか、オプションでGPIBインタフェースも搭載可能だ。LXI Coreインタフェースの活用により、Webを使ったリモートコントロールも可能なほか、こちらもオプションのアナログ入力ボードにより、突入電流や過渡応答を想定した波形を付加することも可能となっている。

なお、価格は約36万円(税別)からとなっている。

アジレントの大容量基本AC電源「Agilent AC6800シリーズ 大容量基本AC電源」