iOSの「Spotlight」は、iOSデバイス内部に保存されたさまざまな情報を探し出すデスクトップ検索機能をベースに、Safariと連携したWeb検索機能をくわえたサーチツールだ。ホーム画面の適当な位置を下方向へフリックすると現れ、もう一度フリックするかホームボタンを押せばキャンセルできる。サッと出してパッと片付けられる、iOSらしい操作性が特徴だ。
そのSpotlightには、検索に関するルールがいくつかある。文字入力に応じて検索結果が変化するインクリメンタルサーチを採用しているため、検索する言葉を確定する必要がない。検索するときには前方一致を基本とし、大文字/小文字を区別しないので、「key」でも「KEY」でも同じ「KEY」から始まる情報を探し出してくれる。入力した単語の先頭を大文字にすると別の単語とみなされる、というルールもある。
もうひとつ覚えておきたいのが、「単語の頭文字を抜き取りつなぎあわせても検索できる」ということ。先頭数文字が大文字で残りは小文字、複数の単語といえるかどうか微妙な造語の場合は思わくどおり検索できるとはかぎらないが、アプリの検索には便利に使える。
使い方はかんたん、単語の頭文字をスペースで区切って入力すればいい。「iTunes Store」ならば「i s」、「YouTube」は「y t」、「OneDrive」は「o d」といった要領だ。なお、単語の順序は関係ないため、この例でいえば「s i」や「t y」、「d o」でも同じ結果となる。たくさんアプリをインストールしていてSpotlightで検索することすら大変、という場合に試してみよう。
操作手順をカンタン解説
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1 ホーム画面の適当な位置を下方向へフリックし、Spotlightの検索フィールドを表示する。そこへアプリ名を構成する単語の先頭文字を抜き出し、スペースで区切って入力してみよう |
2 アプリを検索する場合に単語の並び順は問われないため、「YouTube」を検索する場合は「y t」と「t y」のどちらでも構わない |
(提供:iPad iPhone Wire) |