最後に、これが最も重要なのだが、端末に各MVNOサービスで指定された「APN」(Access Point Name)の設定が必要だ。

設定する場所は、端末の「設定」をタップして表示された「無線とネットワーク」にある「その他の設定」-「モバイルネットワーク」-「アクセスポイント名」とタップする。ちなみにこれはNTTドコモの「Xperia Z1 f SO-02F」の場合だ。端末によっては項目名などが違う場合があるので注意してほしい。

「設定」から無線とネットワークの項にある「その他の設定」をタップする

続いて「モバイルネットワーク」-「アクセスポイント名」とタップして「APN」の設定画面を表示させよう

「APN」画面が表示されたら、メニューを表示し「新しいAPN」をタップ。あとは、購入したMVNOサービスで指定されている内容を入力するだけだ。

「APN」の画面では、「spモード」(NTTドコモの場合)などが既に登録されている。新しくAPNを作成するためにメニューをタップし、「新しいAPN」にアクセスする

アクセスポイントの編集画面では、「設定名」「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」などを入力する。なお、サービスによっては他の項目を入力する必要がある。きちんとチェックしたい

最後に、メニューの「保存」をタップして設定は完了だ

「APN」画面に戻ったら、先ほど作成したAPNに設定を切り替える。これで通信できるようになるというわけ

無線LAN機能をオフにして、通信が利用できれば無事設定は完了となる。

とまぁ、余った端末があれば、家人に渡すなりして活用できるわけだ。安いプランであれば1,000円くらいで利用できるサービスもあり、無料の公衆無線LANサービスを組み合わせて利用すれば、案外快適に利用できる。

最近、通話料無料でデータ通信に上限のある"わけあえる"プランが発表されたが、データ通信だけを考えれば、こうした余った端末と格安SIMを使ったほうが明らかに安い……こともある(一応ネッ!)。

新料金プランも発表されたし、所有端末やプラン(au3回線、NTTドコモ3回線、MVNO3回線で運用中)の見直しなど、ボチボチ始めないとなぁと思う小生でありました。

最後に次ページではAPN設定の例を紹介する。