Bay Trail-DマザーにPentium版

ECSの「BAT-I/J2900」は、Bay Trail-D版の「Pentium J2900」を搭載したMini-ITXマザーボード。Bay Trail-Dマザーボードは、すでにCeleron J1900などを搭載したモデルが各社より発売されていたが、PentiumブランドのCPUを採用したモデルはこれが初めて。価格は15,000円前後と、ちょっと高めだ。

ECSの「BAT-I/J2900」。ヒートシンクは小型だが、やや高めな印象

バックパネルのインタフェース。グラフィックス出力はVGAとHDMI

Pentium J2900はBay Trail-Dの最上位モデル。4コア/4スレッド/10Wという仕様はCeleron J1900と同じであるが、CPUの定格クロックが2.0GHzから2.41GHzに、GPUの最大クロックが854MHzから896MHzへと、それぞれ引き上げられている。

BAT-I/J2900はファンレスのマザーボード。拡張スロットはPCI Express x1とMini PCI Expressを備えるが、メモリスロットがDDR3 SO-DIMM×1のみである点は注意が必要。バックパネルのインタフェースは、VGA、HDMI、USB3.0×1、USB2.0×4、LAN、オーディオ、PS/2となっている。

VGAカードにもBLACK EDITION

GIGABYTEの「GV-N75TWF2BK-2GI」は、高耐久がウリのGeForce GTX 750 Ti搭載グラフィックスカード。168時間(=7日間)の耐久テストをパスした「BLACK EDITION」の製品となっており、保証期間が3年(通常モデルは1年)と長いのが特徴だ。BLACK EDITIONはマザーボードで発売されていたが、グラフィックスカードでは初。価格は20,000円前後だ。

GIGABYTEの「GV-N75TWF2BK-2GI」。VGAカードでもBLACK EDITIONが登場

マザーボードのBLACK EDITIONと同じく、168時間の耐久テストをパス

カードは2スロット厚で、デュアルファンの「WindForce 2X」クーラーを搭載する。オーバークロックモデルになっており、コアクロックは標準の1,020/1,085MHzから1,163/1,242MHzへと、大幅に高速化されている。コアクロックは既存の「GV-N75TWF2OC-2GI」には少し及ばないものの、ほぼ同価格なのでお得感がある。

メタル製カバーのデザインが少し違うようだが、外観はほぼ従来通り

グラフィックス出力は、DVI×2、HDMI×2の合計4端子を備える