コスパ抜群の新型SSDが大人気

Crucialから新型の2.5インチSSD「MX100」が登場、発売が開始された。データ転送速度は一般的だが、注目は価格。128GBが8,000円前後、256GBが11,500円前後、512GBが23,000円~24,000円前後と非常に安くなっており、取材時には完売も目立った。価格が1ランク下がった印象で、今後は256GBが主流になりそうな勢いだ。

Crucialの新型SSD「MX100」。BUY MORE秋葉原本店では並行輸入品も

同ショップは、店頭のPOPでベンチマーク結果も掲載していた

CrucialのWEBサイトには、詳細な仕様が掲載されていないのだが、ショップ側の情報によれば、コントローラはMarvell製の「88SS9189」で、16nmプロセスのMLC NANDが採用されているという(128GBは20nm)。データ転送速度は以下の通り。既存のM550シリーズとM500シリーズの間になるが、512GBは上位モデルのM550側に極めて近い。

データ容量 128GB 256GB 512GB
シーケンシャルリード 550MB/s
シーケンシャルライト 130MB/s 330MB/s 500MB/s
ランダムリード 80000IOPS 85000IOPS 90000IOPS
ランダムライト 40000IOPS 70000IOPS 85000IOPS

無限クーラーがさらに大型化

サイズからCPUクーラーの新製品が2種類登場。

サイドフロー型の「無限大(MUGEN MAX)」は、大型CPUクーラー「無限4」の後継モデル。無限シリーズとしては5世代目となる。搭載ファンが12cm径から14cm径に変更され、それに伴い、ヒートシンクも大型化した。ヒートパイプにニッケルメッキを施したほか、トップ面のフィンをミラー仕上げにし、高級感を出した。価格は6,000円前後。

左が「無限大」で右が「無限4」。隼ファンが14cmタイプになった

横から。高さはほぼ同じだが、無限大の方が上までフィンがある

トップフロー型の「小太刀(こだち)」は、ロープロファイルのCPUクーラーだ。「小槌」と同様に、フィンとベースの隙間にファンを格納するスタイルを採用しており、わずか34mmという薄さを実現した。搭載ファンはどちらも8cm径だが、小太刀の方がヒートシンクが小さく、背も低い。価格は3,000円前後。

右が「小太刀」で左が「小槌」。上からだと、どちらもファンレスに見える

非常に背が低い。フィンの下側に10mm厚の8cmファンが入っている