Samsung Electronicsは、米国ニューヨークで開催された発表イベントにおいて、Android搭載タブレット「GALAXY Tab S」を発表した。スマートフォンのGALAXY Sシリーズと同様に「S」の名を冠したフラッグシップモデルで、10.5インチ、8.4インチの2種類があり、いずれも無線LANモデルとLTEモデルが用意される。米国では7月中に発売するほか、グローバルでも展開し、日本でも発売を予定している。米国での価格は、無線LANモデルの場合8.4インチ(16GB)が399ドル、10.5インチが499ドル。

GALAXY Tab S

GALAXY Tab Sを披露するDJ Lee氏

GALAXY Tab Sは、薄型・軽量のタブレットで、特に動画視聴やWebブラウジング、写真閲覧などが快適に行えることを目標に開発された。同社のIT & Mobile Communications DivisionのDJ Lee氏は、タブレット市場が2014年には2億9,000万台規模に達するとの予測を示し、市場は順調に拡大しており、「市場のポテンシャルを信じている」と強調。その上で今年第1四半期には、シェアが22%以上となった点をアピールする。

世界のタブレット市場

Samsungのシェアは拡大しており、今年第1四半期で22.6%に達した

同社の調査によれば、タブレット端末のユーザーの半数が「コンテンツの閲覧」に活用しており、特にWeb閲覧、動画視聴、SNSの利用が特に高く、こうした使われ方を踏まえた上で「パーソナルビジュアルデバイス」として開発されたという。

タブレットの使い方では、「コンテンツの閲覧」が半数に達し、その中でもWeb閲覧や動画視聴が多い