パナソニックは6月10日、動画圧縮規格「HEVC(High Efficiency Video Coding)」の再生用システムLSIを開発したことを発表した。2014年10月より量産出荷開始する。
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HEVC再生用システムLSI |
同LSIは、4K/60p 10bitカラーの映像をリアルタイムにデコードするチップ。従来品の2倍の処理速度を持つHEVCハードウェアデコーダ回路が搭載されており、規格の最大値である160Mbpsの入力に対応。低圧縮率のソースも再生できる。
また、HEVCだけでなく、H.264やMPEG-2のデコードにも対応。既存のソースも再生可能だ。
高速ビデオインタフェースのHDCP 2.2と、著作権保護技術のHDMI 2.0に対応。アップコンバーターも内蔵しており、既存のソースを4K化して生じすることも可能だ。
パッケージ内にメモリを内蔵しており、外付けDDRメモリを使用せずに設計が可能。メモリは、最大17GB/sの高速な独自規格バスで接続される。1チップ化により、システムのコンパクト化と低消費電力化を実現できるのも特徴だ。また、PCI Expressに対応しており、PC用の4K再生システム構築にも利用できる。
