クレジットカードと同じように使って現金還元

au WALLETカードは、プリペイド式の電子マネーカード。ベースとなっているのはグループのウェブマネーによるWebMoney Cardだ。あらかじめ一定金額をチャージしておき、店頭で支払う際にはそのチャージしたお金で支払う形で、チャージした金額以上は使えない。

ポイントは、クレジットカードのMasterCardが使える店舗であれば、そのままクレジットカード扱いで支払いが行えること。店舗側も新たに対応する必要がなく、MasterCardでの支払いと同様に取り扱えばいい。

この電子マネーとクレジットカードを組み合わせたのがau WALLETカードで、メリットは、支払った額に応じたWALLETポイントが貯まる、という点。今までは、au携帯電話の利用料金などの限られた場合にしか貯まらなかったポイントが、普段の買い物で貯まるようになるため、今までよりも貯めやすくなる。とはいえ、買い物200円に付き1ポイント、ポイント還元率は0.5％なのでそれほど高くはない。後述するポイントアップ店が狙い目だ。

貯まったポイントは、au利用料金への充当以外に、電子マネーとしてau WALLETカードに換金できるので、それを使ってまた買い物に利用できる。携帯の利用料金や普段の買い物代がポイントになって、貯まったポイントでクレジットカードのように買い物ができるので、「現金還元」という言い方もできる。クレジットカードが使える場所に限られるが、うまく使えばお得なカードになる。

au WALLETカードを使って買い物をするなどした利用履歴は、「個人を特定しない形で第三者へ提供する場合がある」という利用規約があり、このあたりは検討をして利用をした方がいいだろう。

au WALLETのWebページには、au WALLETカード特約へのリンクがあり、利用履歴を取得して第三者提供する可能性が明記されている

いずれにしても、普段の買い物で現金やクレジットカードの代わりにau WALLETカードで支払えばポイントが貯まり、その分をまたチャージすれば、消費増税分のいくらかは取り戻せるかもしれない。