都側は、各社に対して「キャリアフリーWi-Fi」という質問を投げかけており、サービスをまたいで自由に接続できる無線LANサービスを検討していることが伺えた。ドコモの加藤社長は明言しなかったが、孫社長と田中社長は一時的な提供には前向きで、無線LANビジネス推進連絡会も、そうした方向性を検討している。適切な提供方法とセキュリティなどが確保できれば、ドコモ側も1社で拒否することはないと見られるので、方向性としては五輪期間中の「キャリアフリーWi-Fi」の可能性は高そうだ。

舛添要一知事は、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて、東京を世界一の都市にするように取り組んでいる。情報通信関係でも世界一にしたい」とヒアリングの目的を話し、今後、政策に生かしていきたい考えだ。