"ぼかし"を使ってみる

背面のCMOSカメラにはF値2.0の「Gレンズ」を採用する。集光効率に優れており、暗い場所でもノイズを抑えた写真が撮影できるという。実際に、公園であじさいを撮影してみた。モードは「プレミアムおまかせモード」に設定。画面をワンタップすれば焦点が合う仕様で、使ってみるとフォーカスの速さに好印象を抱いた。下の作例は手前・中ほど・奥にある3箇所のあじさいに焦点を合わせて撮影したもの。一眼レフカメラのような”ぼかし”を活かした撮影が簡単に行えることが、作例からもお分かりいただけるだろう。

プレミアムおまかせモードで撮影。画面をワンタップすれば焦点が合う仕様だ。まずは中ほどのあじさいにピントを合わせて撮影する(写真右)

手前のあじさい(写真左)と、奥のあじさい(写真右)にもピントを合わせて撮影。一眼レフのような、ぼかしを活かした撮影が簡単に行える

3倍まで拡大してもキレイ!

画面をピンチインすればズーム撮影できる。全画素超解像技術により、3倍まで拡大しても解像度を保った写真が撮影できるという。下の2枚の作例は同じ場所から撮影したもの。ズームで撮影した写真では、看板の小さな文字もはっきりと読むことができる。

画面をピンチインすればズーム撮影できる。同じ場所で撮影した2枚の写真から、ズームの性能の良さが確認できるだろう

多様なエフェクト機能

様々なカメラ機能が利用できるのも特長のひとつ。例えば「クリエイティブエフェクト」にはミニチュア、魚眼レンズ、スケッチなどのフィルターが用意されている。フィルター適用後の画面を事前に確認できるので使い勝手が良い。

クリエイティブエフェクトでは8mmフィルム風の色調で撮ったり、絵画風に仕上げたりといったことが可能。フィルター適用後の画面を事前に確認できる(写真右)

写真は「背景ぼかし」モードの利用イメージ。一眼レフカメラのように背景をぼかした美しい写真を撮ることができる