NTTドコモが14日に開催した新端末発表会において、記者からの「オススメの端末は?」との質問に対し、同社の加藤薫社長は「今回のおススメ端末はすべて」と回答した。
発表会では2014年夏モデルとして、Android搭載スマートフォン6機種、タブレット2機種、ドコモケータイ2機種などの新端末を発表した。スマートフォン、タブレットにおいては、国内初となるVoLTE通話サービス対応や、急速充電・非常用節電機能といったバッテリー機能の改善などの特徴が紹介された。
昨年の夏モデルにおいては「ツートップ戦略」として特定の端末の販売強化を打ち出し、その後のiPhone投入によって事実上の"ワントップ"に移行していたが、最終的にユーザー獲得に結びつく形にならなかったことが決算報告から読み取れる結果となっている。
同社では今期大幅な再成長を狙い、純増数では2013年度157万件の2倍以上となる370万という数字を挙げている。これについて、今回は重点的な販売戦略を設けるのかと質問されると「端末のおススメは全部。それぞれ特徴があるので、自分に合うものを選んでいただけるラインナップにしたつもり」と回答。「マルチデバイス」という言葉で1ユーザー複数台契約という活路ものぞかせつつ、端末・サービス・コンテンツによる総力戦の構えを見せた。
(記事提供: AndroWire編集部)