JVCケンウッドは12日、ケンウッドブランドの車載用リアビューカメラ、「CMOS-320」と「CMOS-220」を発表した。6月上旬に発売予定で、価格(税別)はCMOS-320が2,4800円、CMOS-220が1,3000円。

4つのビューモードを搭載した「CMOS-320」。右下はビューを切り替えるスイッチユニット

「CMOS-220」はビューの切り替え機能は持たないが、暗い場所での見やすさは業界最高水準

どちらの製品も最低被写体照度0.9ルクスで、夜間でもバックライトの明かりだけで後方確認ができるという。現行モデルの「CMOS-310」と「CMOS-210」も最低被写体照度は0.9ルクスだが、1/4インチ約33万画素のCMOSセンサーサイズを新モデルでは1/3.6インチに大型化し、レンズもCMOS-320がF値2.0(CMOS-310はF値2.4)、CMOS-220がF値2.2(CMOS-210はF値2.3)と明るくなった。

画角はCMOS-320が水平約195度(CMOS-310は水平約190度)、CMOS-220が水平約128度(CMOS-210は水平約130度)に変更されている。太陽などの強い光を映した場合、上下に白い線ができるスミアノイズはCMOSセンサーでは発生しないため、明るい点光源があっても見にくくなることはない。

CMOS-320は付属のスイッチユニットを操作することで、4種類のビューモードを切り替えできる。画角が水平約195度の「ウルトラワイドビュー」、画角が水平135度の「ワイドビュー」、真上から見ているような「俯瞰ビュー」、左右の角を画面2分割で表示する「コーナービュー」の4種類だ。駐車をサポートするガイドラインの調整もスイッチユニットから可能。

CMOS-320が備える4種類のビューモード

さらに、同社のカーナビ(一部モデルを除く)に接続した場合、これらビューモードの切り替えやガイドラインの調整などをナビ本体で操作することもできるCMOS-320はリアビューだけでなく、フロントビューカメラとしても使用できる。

外形デザインは、さまざまな車に取り付けやすいよう新しくなった。また、2製品ともIP67相当の防塵、防水性能を実現しており、車外への取り付けも問題ない。本体サイズ/重量は、CMOS-320がW23.4×D26.1×H23.4mm/約23g、CMOS-220がW23.4×D23.9×H23.4mm/約22g。