日立アプライアンスは4月16日、過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」の新フラッグシップモデル「MRO-NBK5000」を発表した。発売は6月12日。価格はオープンで、推定市場価格は170,000円前後(税別)。

「MRO-NBK5000」。パールレッドとパールホワイトの2色が用意されている

ヘルシーシェフシリーズは、健康に気を使った調理メニューを搭載する多機能オーブンレンジ。同シリーズのフラッグシップモデルは、生地のこねから焼き上げまでを自動で行えるベーカリー機能を搭載することでも知られている。

新モデルでは、過熱水蒸気・オーブン・レンジ・グリルを組み合わせたノンフライ料理のレシピを、従来の20種類から55種類に増加。ノンフライ料理は、いわゆる"ノンフライヤー"と同様に、油を使用せずに揚げ物を行う機能だ。従来の鶏のから揚げやとんかつ、てんぷらなどに加えて、コロッケやアジフライなど、さらにメニューの幅が広がっている。

スチームグリル機能も充実。同機能は、レンジで発熱する「グリル皿」とスチームを閉じ込める「スチームふた」を組み合わせて使用するもの。蒸し焼きだけでなく、油を使わない炒め物やビタミンCの現象を抑えた調理が可能だ。同機能では、塩麹(こうじ)や納豆などの発酵食品を使用したレシピを新たに追加。これらを含めたヘルシー調理メニュー数は、合計で161となっている。

ベーカリー機能は、従来機種よりもスピードアップ。従来は1斤を焼き上げるのに100分かかっていたが、新モデルでは羽根の形状の変更により、90分に短縮した。

レンジ出力は最大1,000Wで、センサーは、トリプル従量センサー+温度センサーを搭載する。庫内容量は33Lで、本体サイズはW500×D459×H418mm。

なお、日立アプライアンスでは、MRO-NBK5000と同時に、ベーカリー機能と音声ガイド機能を省いた「MRO-NY3000」と、スチームグリル機能を省いた「MRO-NV2000」も発表している。発売日は、MRO-NY3000が6月12日で、MRO-NV2000が7月17日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格は、MRO-NY3000が140,000円前後、MRO-NV2000が120,000円前後(いずれも税別)。