新プランが適しているのはどんなケースか
では、新プランによってどんな人が得するのだろうか。個人がスマートフォンを1台契約する場合、これまで「タイプXiにねん」「Xiパケ・ホーダイ フラット(7GB)」を契約していた人が新プランで「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「データM(5GB)」を選んだと仮定して考えてみる。
引き算して差額を考えてみると、8,000円-6,743円=1,257円
「タイプXiにねん」では、30秒あたりの通話料は20円となっていた。つまり31分30秒しゃべると、1,260円になる計算だ。単純にまとめると、
旧プランで「Xiパケ・ホーダイ フラット(7GB)」を契約しながらも毎月のパケット使用量が5GBに満たなかった人が、毎月31分30秒以上しゃべれば、新プランの方が安くなると言える。
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6月1日から適用される新料金プランでは、得する人と損する人が出てきそうだ。特に普段、スマートフォンであまりしゃべらない人にとっては、カケホーダイは得にならない。利用できるパケットの上限を考えてみても、新プランに用意されているのは2GB/ 5GBの2タイプのみ。従来の3GB/7GBと比べると、使い勝手の点でどうだろうかと考えてしまう。
またドコモのホームページでは、(ドコモにのりかえ割、ドコモへスイッチ割、ドコモへおかえり割などの)各種割引サービスは基本プランでは契約できないと書いてある。このあたりも、利用者によっては影響が出てきそうだ。
(執筆:大石はるか)
(記事提供: AndroWire編集部)