一人利用の場合のシミュレーション

ここでは10日の記者説明会で紹介されたスライドを例に解説していく。ドコモの説明では「スマートフォン1台を契約した場合は5,900円/月から利用できる」「2台目は2,500円から利用できる」という。これは誰にでも当てはまることなのだろうか。

スマートフォンを一人で利用するケース

スマホ1台が5,900円/月から利用できるのは、"毎月のパケット利用量の上限を2GBに設定した、ドコモと16年以上契約している契約者"だ。

ドコモの説明したケースでは「ずっとドコモ割」により、パケットパックから月額600円が割り引かれている。「ずっとドコモ割」の割引額は、利用年数と契約形態によって異なってくる。

オレンジ枠内が個人を対象にした「ずっとドコモ割」の割引額

ひとりでスマホを契約した場合なら、データSパック利用時には16年目以降に600円、データMパック利用時には11～15年目に600円、16年目以降に800円が割り引かれる。

つまりドコモとの契約が10年に満たないような利用者がスマートフォン1台を契約した場合、毎月のパケット利用量の上限を2GBに設定しても6,500円/月、5GBに設定すると8,000円/月かかる計算になる。