2013年9月にNTTドコモより「iPhone」の販売を開始し、ついに国内3キャリアで「iPhone」の販売が開始されました。さらに、Appleは、SIMフリー版iPhone 5s/5cの販売を2013年11月22日オンラインストア上で開始し、全国のApple Store店頭でも2014年1月28日から開始しました。これにより、日本国内でもSIMロック解除されたiPhone 5s/5cを簡単に入手することが可能になりました。そこで、SIMフリー版iPhone 5s/5c は、NTTドコモ、au、SoftBankといった各キャリアから発売されているiPhone 5s/5cと何が違うのか? そのポイントについて考えていきたいと思います。

そもそもSIMロックフリーとは?

ここでちょっとおさらいです。SIMロックフリー端末はNTTドコモ、au、SoftBankといったキャリアから発売されている端末と違い、キャリアに関係なく通信方式が合っていれば、どの会社のSIMカードでも利用することのできる端末を指します。キャリアから発売されているものは、そのキャリアのSIMカードでないと通話・通信を行うことはできません。

つまり、Appleのオンラインストアで売られているiPhone 5s/5cは、キャリア・MVNO各社のSIMを自由に使える唯一のiPhoneです。

SIMフリーとキャリア版「iPhone5s/5c」を使うことのメリット、デメリット

SIMフリー端末は、SIMを自由に使えるため、良いことだらけでは?と感じられる方もいると思います。ただ、キャリアから発売されているiPhone 5s/5Cとも比較しながら、それぞれのメリットとデメリットを把握しつつ、購入を決めていくと言う流れが良いのではないでしょうか。

メリット/デメリット

SIMフリー iPhone 5s/5c キャリア版 iPhone 5s/5c
メリット ・キャリアの制限(年数縛り)がなく、SIMカードが選択可能
・利用可能な周波帯であれば、海外渡航時に現地のSIMも利用可能
・MVNOを利用することで月額料金を抑えることが可能
・短期間(1年程度)でスマホを買い変える場合、トータルコストがお得
・端末購入時(月々サポートなど)のユーザー補助が手厚い
・キャリアメールなどのキャリア主導サービスが利用可能
・頻繁に買い変えないなら、端末価格が実質0円になることも
デメリット ・キャリアからの端末購入サポートがないので、初期投資額が大きい
・契約したMVNOによって毎月の通信量が異なる
・自分で設定などをしなくてはいけない
・機種変更時のサポートがない
・契約したキャリアのSIMでないと利用できない(※条件付きでdocomo除く)
・海外渡航時に現地の格安SIMが利用できない
・年縛りの契約があり、契約期間内にキャリアを変更する場合、違約金が発生
・月々のランニングコストが割高

他にも細かなポイントは幾つかありますが、大きく考えると以上のようになります。

SIMフリー版のiPhone 5s/5cをご購入予定の人に1つだけ気をつけて欲しいポイントがあります。iPhoneは世界中で発売されており、同じiPhone 5s/5であっても使用する国によっては使えないケースがあります。ご自身が利用する国の周波帯に対応したiPhoneをお選びください。詳細は、Appleオンラインストアで確認することができます。

ちなみに、日本対応したiPhone 5sはA1453、iPhone 5cはA1456です。他にも、「SIM通」には、iPhone関連情報を掲載していますので、チェックしてください。

記事提供:SIM通

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