NTTエレクトロニクス(NEL)は3月10日、100Gbpsクライアントインタフェース用の次世代小型プラガブル光トランシーバの構成部品として、「CFP2-MSA」および「CFP4-MSA」トランシーバに搭載可能な25G×4チャンネル集積アバランシェ型小型受信サブモジュール(APD型ROSA)を開発したと発表した。

同成果の詳細は、2014年3月11日から3月13日にかけて米サンフランシスコで開催される、「Optical Fiber Communication Conference and Exposition 2014(OFC 2014)」にて展示される予定だという。

現在のイーサネット標準に対応する100Gbpsプラガブル光トランシーバとしては、「CFP」が一般的に用いられており、中でも40kmを超える伝送では、100GBASE-LR4と呼ばれる10km伝送の規格で利用されている光トランシーバの送信側の出力パワーを増加させるとともに、受信側に半導体光増幅器(SOA)を用いて、伝送後の受信パワーを増幅して受信する構成が採用されている。

しかし、現在のCFPトランシーバは1つのスロットに最大2つしか搭載できないため、1つの装置に収納できるトランシーバの数を増してポート数を増加させるため、次世代のプラガブル光トランシーバには小型・低消費電力化が求められていた。

そこで今回、同社では4つの25Gbpsの受信器と分波フィルタを1つのモジュールに収めた4チャンネル集積小型ROSAを開発したという。フォトダイオードとしてPIN型を用いた10km伝送用のPIN型ROSAと、アンプ機能を有するアバランシェPD(APD)を用いた10km超の伝送が可能なAPD型ROSAの2つのタイプを開発、パッケージサイズは双方とも同一で、次世代のCFP2トランシーバのみならず、次々世代のCFP4トランシーバまで搭載可能なサイズとしたという。

このAPD型ROSAは、イーサネット標準として規定された40km伝送の仕様を一部満足しないものの、SOAを利用することなくCFP2/4の小型トランシーバで40kmに迫る伝送が可能であり、現在、ITU-Tにて、SOAを用いた構成では光トランシーバの小型・低消費電力化が困難であることから、APD型ROSAをベースとした基準を新規に作成しようという提案が議論されていることを受け、今後、ITU-Tでの標準化と連携するとともに、2014年夏ごろの製品化を販売を計画しているとする。

開発された100G APD型ROSA