Crystal Well搭載の赤いBRIX

GIGABYTEの超小型PCキット「BRIX」シリーズに、Crystal Wellプロセッサを搭載する最上位モデル「BRIX Pro」が登場、発売が開始された。入荷したのはCore i7-4770R(3.2GHz/ターボ3.9GHz/4コア/8スレッド/65W)を搭載した「GB-BXi7-4770R」で、ケースカラーはレッド。価格は80,000円前後だ。

GIGABYTEの「GB-BXi7-4770R」。プレミアム感があるレッドカラーを採用

インタフェースは従来通り。2.5インチベイも内蔵している

2.5インチベイを内蔵する新型BRIXとしては、すでにCore i7-4500Uを搭載するGB-BXi7H-4500(66,000円前後)が発売されていたが、同じCore i7とは言っても、Core i7-4770Rの性能は別次元。従来のBRIXで使われていたUシリーズはモバイル向けのCPUだが、BRIX ProのRシリーズはデスクトップ向け。グラフィックスも強力なIris Proを内蔵している。

■CPUの仕様比較
CPU i7-4500U i7-4770R
コードネーム Haswell Crystal Well
コア/スレッド 2/4 4/8
動作クロック 1.8GHz/3GHz 3.2GHz/3.9GHz
キャッシュ 4MB 6MB
内蔵GPU HD Graphics 4400 Iris Pro Graphics 5200
TDP 15W 65W

ただしその一方で、TDPは4倍以上に増加。冷却のために、本体ケースは従来から2cmほど厚くなったが、それでも62×111.4×114.4mmというサイズは十分コンパクトで、健闘していると言えるだろう。またACアダプタは、135Wという大容量タイプが付属している。