ソニーとパナソニックは10日、業務用次世代光ディスク規格「Archival Disc (アーカイバル・ディスク)」を策定したことを発表した。1ディスクあたりの記憶容量が300GBのシステムを2015年夏以降に順次投入していく。
両社は2013年7月29日に業務用次世代光ディスク規格を共同開発することで基本合意しており(関連記事)、今回その具体的な名称とロゴマーク、仕様、ロードマップを明らかにした。
Archival Discの主な仕様は、ディスクが容量300GBの追記型、片面3層の両面構造でランド・アンド・グルーブフォーマットを採用する。光学パラメーターは波長(λ)が405nm、開口率(NA)が0.85mm。トラックピッチが0.225μm、データビット長が79.5nm。エラー訂正方式にリードソロモン符号を用いる。
ロードマップでは、1ディスクあたりの記憶容量を300GBから500GB、1TBへと拡大させていく計画を示している。