Texas Instruments(TI)は、単一電源動作でNANDとAND、NOR、ORや XORのほかに、数種類のバッファ機能など9種類のロジックゲートと昇圧/降圧レベルシフタ機能を完全集積したことで、ディスクリート型製品比で実装面積を50%強低減できるロジック製品ファミリ「SN74LV1Tファミリ」を発表した。

同ファミリは、電圧範囲が1.8V~5Vと広いほか、最大125℃の動作温度範囲をサポートしているため、基板サイズの制約がある小型民生機器に加え、産業機器や通信機器でロジック・ゲートまたはレベルシフタとして、あるいはそのいずれとしても利用可能だ。

また、単一電源で、複数のロジック機能に対し昇圧/降圧レベルシフタ機能を提供できるため、基板レイアウトを簡素化することも可能となっている。

なお、同ファミリは標準の5ピンSOT23とSC70パッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は0.17ドルからとなっている。

TIの単電源タイプ昇圧/降圧レベルシフタ機能内蔵の完全集積型ロジックゲート製品ファミリ「SN74LV1T」のパッケージイメージ