パナソニックは3月4日、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「SR-SPX104」と「SR-SPX184」を発表した。発売は6月1日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はSR-SPX104が105,000円前後で、SR-SPX184が110,000円前後(いずれも税別)。
パナソニックが販売するIHジャー炊飯器の上級機は、「Wおどり炊き」と呼ばれる機構を特徴としている。Wおどり炊きは、底面のIHコイルを切り替える「高速交互対流」と、加圧・減圧を繰り返す「可変圧力」を組み合わせたもの。釜内部を強制的にかき混ぜることで、ムラのない炊飯を実現する。
新モデルでは、新たに200°Cの「トリプルスチーム」を追加。スチームの噴出口が、従来は1だったものを3に増加。さらに追い炊き時にスチームを早めに投入することで加熱面積を約2.2倍に広げ、釜内を均一に高温で加熱。甘み成分を約10%アップした。
また、「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能も改良。同機能は、米の銘柄ごとに持ち味を引き出せるように火加減を調整するものだ。従来モデルでは「パナソニックスマートアプリ」のサービスとして提供されており、スマートフォンを使用して銘柄の設定を行っていた。新モデルでは、本体にこの機能を搭載。スマートフォンを利用せずに、銘柄ごとの炊きわけが可能となった。
SR-SPX104は炊飯容量0.09~1.0Lで、SR-SPX184は炊飯容量0.18~1.8L。炊飯時の消費電力は、SR-SPX104が1,210Wで、SR-SPX184が1,400Wとなっている。本体サイズは、SR-SPX104がW266×D338×H233mmで、SR-SPX184がW292×D365×H267mm。質量は、SR-SPX104が7.3kgで、SR-SPX184が8.6kg。