今回はデルの最新2in1ノートPC「New XPS 11 プレミアム・タッチパネル」をテストしてみた。マットブラックのボディにシルバーの縁取り、落ち着きと高級感を漂わせる外観が印象的な製品だ。360度に開く2,560×1,440ドットの液晶にCore i5-4210Yという強力なスペック、そして最厚部でも15mmというスマートさを備えている。

■[製品名] New XPS 11 プレミアム・タッチパネル 主な仕様 [CPU] Intel Core i5-4210Y (1.5GHz) [メモリ] DDR3L-RS 1600 4GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 4200 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 11.6型ワイド液晶 (2,560×1,440ドット、IPS、タッチパネル) [ストレージ] 256GB mSATA SSD [サイズ/重量] W300×D201×H11~15mm/約1.13kg [バッテリ駆動時間] 約8時間 [OS] Windows 8.1 64bit [直販価格] 139,980円

液晶を裏側にたたむ変形スタイル

New XPS 11を手に持ってまず感じるのは、2in1ノートPCとしては非常に薄く感じるボディだ。もっとも厚い部分でわずか15mm。フレームにアルミ、天板にカーボンファイバー素材を採用することで高級感を醸し出しつつ、後に解説するタッチ式キーボードなどで本体の厚みを抑えている。

重さは約1.13kgなので"最軽量"とはいえないが、本体の端をつまんで持ち上げてもたわまない、キーを強めに叩いても変形しない。剛性感がしっかり確保されているのでよしとすべきだろう。

カーボン素材の編み目を活かした天板と底面。傷つきやすいエッジ部分はアルミの削り出しパーツで縁取りしてある。黒いボディーとのコントラストが非常にカッコいい

New XPS 11の液晶ヒンジは大きな可動域を持っており、通常のノートPC形態から液晶を後ろに倒すことで、「テントスタンドモード」や「タブレットスタンドモード」を経由し、さらに「タブレットモード」へと変形できる。この機構における最大の悩みどころ、つまり「底面にまわったキーボードの保護」に関しては後ほど解説する。

液晶を完全に折り畳まずに立てるタブレットスタンドモード。この形状で山型に立てる /\ のがテントスタンドモードだ

これがタブレットモード。タッチ操作のみで使いたい時にはこのモードが最適

液晶を180度に開いて、画面を相手に見せながら手元のキーボードで文字入力という使い方も可能。底面が水平になるので液晶はグラつかない