多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「リモコン付きイヤホンの選び方は?」という質問に答えます。
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市販のヘッドホン/イヤホンのなかには、ケーブルに小型のリモコンが取り付けられているものがあります。仕様や機能に大きな違いはなく、曲送り/戻しや再生/一時停止などの操作に対応したボタンが配置され、音楽再生アプリの曲操作に使用できます。機種によっては小型マイクを内蔵し、通話用ヘッドセットとして利用できるものもあります。
Android OSでは、ヘッドホン/イヤホンに付属のリモコンに関する共通仕様を設けていません。「スマートフォン対応」などと記載されたリモコン付きヘッドホン/イヤホンも発売されていますが、すべてのAndroid端末で動作が証されるわけではなく、適合機種として記載されている端末に限定されます。
しかも、リモコンに用意されたすべてのボタンが動作するわけではなく、曲戻しのみ不可、曲送り/戻しが不可といった機能制限がある場合があります。ヘッドホン/イヤホンによっては専用アプリが提供され、それを導入しなければリモコンとして動作しないこともあります。
つまり、Android端末で使うリモコン付きヘッドホン/イヤホンを選ぶ場合、自分の端末が適合機種に掲載されているかどうか、機能制限があるかどうかを事前にチェックする必要があります。
ところで、iPhone向けには「Made for iPhone」とロゴが記載された対応ヘッドホン/イヤホンが販売されています。iPhone/iPadはAppleによりリモコンの仕様が明確化されているため、このロゴがある製品はどのiPhone/iPadで利用しても変わらず動作します。Androidにはそのような決まり事がなく、端末メーカーそれぞれの対応に任されているのです。
(記事提供: AndroWire編集部)