iPhone 4から採用された背面カメラレンズ近くにある小型LEDは、専用カメラのストロボに比べ得られる光量は少ないものの、明るさが足りない場所での撮影に役立つ存在だ。シャッターレリーズに同期するほか、撮影モードを動画に切り替えれば常時点灯させることもできる。iPhone 5sではホワイトとアンバー2色の「デュアルLED」へと進化、周囲の明るさを測定し各LEDの発光度を調整する機能(True Toneフラッシュ)により、自然な色合いで撮影することも可能になった。

フラッシュ以外の使い途もある。「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の聴覚サポート欄にある「LEDフラッシュ通知」をオンにしておくと、メールの到着など通知を受けたタイミングでLEDライトを一瞬点灯してくれるのだ。聴覚障がい者向けの機能ではあるものの、

そんなLEDライトが、iOS 7で地味ながら活用範囲を広げた。コントロールセンター左下にあるボタンをタップすると、懐中電灯として利用できるようになった。ロック状態でも点灯し続けるため、簡易懐中電灯として手もとを照らす程度にはじゅうぶん役立つ。消灯するときは同じボタンをタップし直してもよし、ロック画面右下にあるカメラボタンをタップしてもよし(上方向へフリックして起動する必要はない)。使い勝手のよさがポイントだ。

一方、デュアルLEDとなったiPhone 5sでは、LEDフラッシュ通知の閃光が鋭すぎるほどになった。刺激が強すぎると感じる場合には、伏せたiPhoneのLEDライト部分にペットボトルのキャップ(白がお勧め)を重ねておこう。適度な明るさに落ち着くはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iPhoneのLEDライトを点灯させる場合は、コントロールセンター左下にあるボタンをタップする。ロック状態でも光り続けるので、懐中電灯代わりに使える

2 LEDライトを消灯させる場合は、ロック画面右下にあるカメラボタンをタップすればOK。上方向へフリックしてカメラを起動する必要はない

3 LEDフラッシュ通知が刺激的すぎるという場合は、伏せたiPhoneのLEDライト部分にペットボトルの白キャップを重ねておこう

(提供:iPad iPhone Wire)