Appleが無償配布する「Remote」は、Apple TVやiTunesライブラリに離れた場所から利用するときに便利なリモコンアプリ。曲や動画などのコンテンツをiOSデバイスのタッチパネルを使い操作できるので、むしろApple TVやiTunesを直接操作するより扱いやすい。特にApple TVの場合、付属のリモコンでは検索のとき日本語を入力できないが、「Remote」を使えば可能になるなど、機能的には上を行っている。

「Remote」をApple TVやiTunesライブラリのリモコンとして利用するには、事前の登録作業が必要だ。いちど登録しておけば、次回からは面倒な手続きなしに利用できる。複数のApple TVやiTunesライブラリを登録しておくことも可能だ。

しばらく「Remote」を操作しない状態が続くと、iOSの機能によりiPhoneはスリープ状態となり、Apple TVやiTunesライブラリとの接続は解除されてしまう。再び接続するにはそれなりの時間がかかるため、『Remote』にはスリープに入っても接続を続ける機能が用意されている。初期設定では有効になっているため、iPhone/iPadのスリープ解除後に利用してもすぐにリモコンとして使える、というわけだ。

しかし、この機能は便利さと引き換えにある程度バッテリーを消費する。1曲数分ということが多い音楽(iTunesライブラリ)はまだしも、1本2時間という映画鑑賞に使うことのほうが多いApple TVでは少々ムダに感じるかもしれない。細かくオン/オフするほどバッテリー消費量は多くないが、節約のため設定を突き詰めていく必要があるときは、計算のうちに入れておいてもいいだろう。

操作手順をカンタン解説

1 「Remote」を起動し、画面右上の「設定」をタップする

2 「接続を続ける」スイッチをオフ(緑色が見えない状態)にして「完了」をタップする

(提供:iPad iPhone Wire)