米Intelは3日(現地時間)、「Bay Trail-M」の開発コード名で知られる低価格モバイルノート向けプロセッサ「Pentium N3000」シリーズならびに「Cerelon N2000」シリーズなどの生産を段階的に終了することを発表した。生産終了の理由として、同社は「市場の需要がほかの製品に移行している」点を挙げている。

「Bay Trail」は、22nmプロセスで製造する「Silvermont」アーキテクチャをベースとしたSoCで、ターゲットとなるデバイスに向けて複数のラインナップを揃える。タブレット向けの「Bay Trail-T」は"Atom"ブランドで、低価格モバイルノート向けの「Bay Trail-M」と、低価格デスクトップ向けの「Bay Trail-D」は"Pentium"や"Cerelon"ブランドで製品を展開している。

今回はその内、低価格モバイルノート向けの「Bay Trail-M」こと「Pentium N3000」シリーズならびに「Cerelon N2000」シリーズに加え、低価格デスクトップ向けの「Bay Trail-D」こと「Cerelon J1000」シリーズの一部製品の生産終了が予告された。

まず、Intel Pentium N3510とIntel Celeron N2810の2製品が、2014年2月21日に最終受注日を迎え、4月25日に出荷を終了する。続いて、Intel Pentium N3520とIntel Celeron N2920/N2820/N2815/N2806の5製品が、4月11日に最終受注、5月30日に出荷終了となる。

さらにIntel Celeron N2910/N2805と、Intel Celeron J1850/J1750の4製品が8月22日に最終受注、2015年2月6日に出荷終了となる。