パナソニックは1月29日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-TZ55」を発表した。自分撮りや集合写真の撮影時に便利な180度チルト式モニターを搭載している。発売は3月13日で、価格はオープン。推定市場価格は35,000円前後。

LUMIX DMC-TZ55

広角24mmからの光学20倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。「旅カメラ」の愛称が付けられた「TZシリーズ」の新モデルで、2月13日に発売される「TZ60」の姉妹機である。高感度MOSセンサーや光学式手ブレ補正機能により、旅先での望遠撮影、夜景や室内などの暗所撮影をサポートする。

180度チルト式モニターを回転させると、「自分撮りモード」に自動設定され、液晶画面で表情や構図を確認しながら撮影できる。Wi-Fi機能を搭載しており、iOS/Android対応アプリ「Panasonic Image App」を使って、スマートフォンに写真を転送することもできる。動画撮影形式はスマートフォンで再生しやすいMP4に対応する。「アクティブモード」によりブレを抑制した動画撮影が可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.33型MOSセンサーで、レンズが焦点距離24~480mm(35mmフィルム換算時)の光学20倍ズームに対応するLEICA DC VARO-ELMARレンズ、開放F値がF3.3~6.4、対応感度がISO100~ISO3200(拡張設定でISO6400を利用可能)。背面のモニターは約46万ドット・3型のTFT液晶で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約70MB)。動画の記録形式はMP4で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080/30P。バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約350枚となっている。

サイズはW106.8×D32.4×H62.2mm(突起部除く)、重量は本体のみで約224g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約250gだ。本体カラーはホワイト、ブラック、レッドのバリエーションがある。

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