ホンダは28日、同社が今までに発表したコンセプトカーの外観デザインの3Dデータを、Creative Commons 4.0の著作権基準に基づき、特設サイト「Honda 3D Design Archives」で公開した。特設サイトからダウンロードした3Dデータは家庭用3Dプリンタで出力でき、手軽に同社の「ものづくり」を疑似体験できるとする。

29日時点で公開されているデータは、「FUYA-JO」(1999年)、「NSX Concept」(2013年)、「PUYO」(2007年)、「KIWAMI」(2003年)、「FSR Concept」(1994年)の5種類。同社は「このプロジェクトに触発され、ユーザーの中から未来の自動車デザイナーやエンジニアが生まれることを願っている」とコメントしている。

Creative Commonsは、クレジットの表示や非営利目的など、著作物の利用に関して6段階の使用条件を提示するもの。4.0は最新版となり、予期せずライセンス違反をしても一定期間内に対処すればライセンシー権利が復権するなどの仕組みが新たに導入されている。

Honda 3D Design Archives

2007年に発表された「PUYO」の3Dイメージ。イメージはWeb上で360度閲覧できる