セールス・オンデマンドは11月20日、新製品「ブルーエア センス空気清浄機」を発売した。同日から同社の公式通販サイトで販売する。
左からモカブラウン、パウダーピンク、パウダーブルー、ポーラーホワイト、ウォームグレー、グラファイトブラックの6色を用意。既に本国スウェーデンやその他の国では販売されていた商品がこのほど日本に初上陸したかたちだ |
ブルーエアは、スウェーデンの空気清浄機専業メーカー。セールス・オンデマンドは日本総代理店として、2010年3月からブルーエアの製品の輸入と国内向けの販売、サポートを行っている。
新製品は"360度どこから見ても美しい"をコンセプトに、デザイン性を重視して新たに企画・開発された商品。スウェーデンのデザイナーズ集団であるクラーソン・コイヴィスト・ルーネがデザインを担当している。クラーソン・コイヴィスト・ルーネは、京都のSfera Building(スフェラビル)の建築や、イタリアの家具ブランド・Cappellini、フィンランドの食器メーカー・Ittaraの製品などを手掛け、世界中の数多くのデザイン賞を受賞していることで知られる。
デザインの特徴は、従来機種と同様の高級感あるスチール製の筐体を基本としながらも、天面に強化ガラスを採用。どの面から見てもインテリア性を損ねないデザインで、ポーラーホワイトのほか、パウダーピンク、パウダーブルー、モカブラウン、ウォームグレー、グラファイトブラックの6色のカラーラインナップも展開する。
また、操作部はボタンを一掃。天面の強化ガラス部分に赤外線センサーを内蔵し、天面に手のひらをスライドさせ、非接触で電源のオン・オフと3段階の風量コントロールを行う。
操作部分のイメージ。強化ガラスの天面に手をかざして撫でるように横にスライドさせると、電源オンから3段階の清浄スピードを順次制御できる。ブルーライトの円の数は清浄スピードの段階を表す(写真は最強モードの"スピード3") |
構造上の注目点としては、フィルターを2つに分けたこと。それぞれ本体の吸引側と吹出口側に設置し、吸込側で粒径が大きな物質を除去後、"イオンチャンバー"と呼ばれる内側の部品により粒子をマイナス帯電させてさらに吹出側のフィルターで除去するという仕組みだ。
外形寸法は幅470×奥行170×高さ490mmで、適用畳数は8畳用となる。同社では標準用の商品として、「ブルーエア650E」(39畳用)、「450E」(21畳用)、「270E」(12畳用)の3製品を従来から展開しているが、その最も小さいクラスの商品という位置づけになる。実際の設置場所としては、子供部屋や書斎、寝室などパーソナルスペースを想定しており、リビングほど空気の状態に変化が大きい場所ではないと判断し、ホコリや臭いを検知するセンサー類やオート機能はあえて除外したという。セールス・オンデマンドによると「スピード1を基本ポジションとして使っていれば通常使用なら十分の浄化能力がある。花粉が飛ぶ季節や帰宅時などは一時的に強運転をして使えば問題ない」とのことだ。
フィルター交換は底面から行う |
フィルターユニットの裏表。吸引側と吹出口の両サイドに各1個を設置して使う |
フィルターユニット外枠からフィルター本体を取り外すと、下にあるのが脱臭シート。両方とも半年おきに交換する |
居室空間への設置のイメージ。8畳用で1日の電気代の目安は約3円。運転音は最小モードで33db。8畳を2.5分という高速で清浄 |
価格は49,800円。現時点では、販売チャネルは同社公式直販ストアのみだが、将来的には量販店など小売店での販売も検討しているという。