キヤノン、片面・両面を同速で印刷できるA3モノクロレーザープリンタ

キヤノンは18日、ホームオフィスや中小規模事業所向けプリンタ・複合機「Satera」シリーズの新製品6機種を発表した。11月下旬より発売する。発表機種はA3モノクロレーザープリンタが4機種、A3カラーレーザープリンタが2機種。価格は108,000円からで、一部オープン価格となる。

A3モノクロレーザープリンタは「Satera LBP8730i」「Satera LBP8720」「Satera LBP8710」「Satera LBP8710e」の4機種。このうち、8730i/8720/8710の3機種は、片面印刷と同じ速度で両面印刷できる「同速プリント機能」を搭載することが特徴だ。

いずれの機種も、2010年1月発売の従来機種と比べ、A4プリント時で印刷速度が高速化したほか、データ処理解像度も従来機種の600×600dpiから1,200×1,200dpiに向上している。また、新たに、片面印刷専用の「Satera LBP8710e」をシリーズに追加した。

最上位「Satera LBP8730i」の主な仕様と価格は、A4プリント速度が片面40枚/分、両面20枚/分、プリント解像度が最大2,400dpi相当、最大給紙枚数が2,000枚、対応用紙サイズが最大A3。インタフェースはUSB 2.0×1、USBホスト×2で、SDカードスロットも備える。価格は148,000円(税別)。

その下の「Satera LBP8720」では、プリント速度が片面35枚/分、両面17.5枚/分に、インタフェースがUSB 2.0×1、USBホスト×1に変更され、SDカードスロットは省かれる。価格は128,000円(税別)。「Satera LBP8710」では、LBP8720からプリント速度が片面30枚/分、両面15枚/分になり、価格は108,000円(税別)。「Satera LBP8710e」では片面30枚となり、価格はオープン。

A4カラーレーザープリンタは、「Satera LBP9660Ci」「Satera LBP9520C」の2機種。A4プリント時で31枚/分の出力が可能で、トナー容量が2012年5月発売の従来機種に比べ増量している。

「Satera LBP9660Ci」の主な仕様は、A4プリント速度が片面31枚/分、両面15枚/分、プリント解像度が9,600dpi相当、最大給紙枚数が2,000枚、対応用紙サイズが最大A3。インタフェースはUSB 2.0×1、USBホスト×2で、SDカードスロットも備える。価格は208,000円(税別)。

「Satera LBP9520C」では、インタフェースがUSB 2.0×1、USBホスト×1となり、SDカードスロットは省かれる。価格は178,000円(税別)。

対応OSは、全機種共通でWindows 2000 / XP / Vista / 7 / RTおよびRT 8.1 / 8および8.1、Windows Server 2003 / Server 2008 / Server 2008 R2 / Server 2012 / Server 2012 R2、Mac OS X 10.4～10.9 / Linux / Citrix。