ソニーは、3D表示対応のヘッドマウントディスプレイ新モデル「HMZ-T3」「HMZ-T3W」を11月23日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格はHMZ-T3が80,000円前後、HMZ-T3Wが100,000円前後。

関連記事
ソニー、さらなる軽量化や装着感の向上を図ったヘッドマウントディスプレイ (2013年9月3日)
【レビュー】改善から進化へ! ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3W」で遊んでみた (2013年9月28日)

「HMZ-T3W」

2モデルともソニーが2011年より展開しているヘッドマウントディスプレイ「HMZ」シリーズの新製品で、2013年9月に発表されていた。製品発表時には11月中旬とされていた発売日が、今回正式に決定した。なお、11月8日から予約受付も開始される。

左右それぞれに1,280×720ドット表示の有機ELパネルを搭載しており、右目用と左目用のディスプレイで別々の映像を表示させての3D表示も可能。シリーズ2モデル目となる「HMZ-T2」も初代「HMZ-T1」の約420gから90gの軽量化が行われていたが、今回の「HMZ-T3」「HMZ-T3W」ではさらに10gの軽量化が図られ約320g(ライトシールド含む、ケーブル除く)となった。また、ヘッドパッド、後部のバンドなども、形状・サイズ面での改良が図られている。

さらに、新開発のヘッドマウントディスプレイ専用LSIや新「エンハンスエンジン」の搭載により、表示面も改善。表示画素数1,280×720ドットながらフルHDに迫る解像感で表示できるようになった。そのほか、バッテリーユニットがプロセッサーユニットと別体化されたことで、スマートフォンやタブレット端末からMHL接続すれば外部電源を確保する必要がなくなったうえ、HMZ-T3WはプロセッサーユニットとのWireless HD接続に対応している。

iconicon