米Dellは10月2日(現地時間)、米ニューヨークでプレスイベントを開催し、タブレットの新シリーズ「Venue」の4製品を発表した。7インチで149.99ドルの廉価タブレットから11インチで499.99ドルの大型タブレットまで、幅広いラインナップを揃えた。OSは廉価モデルがAndroid、ProモデルがWindows 8.1、すべてIntelのプロセッサを搭載する。

Android 4.2 (Jelly Bean)タブレットの「Venue 7」(149.99ドル)と「Venue 8」(179.99ドルから)は、デュアルコアのIntel Atom Z2760プロセッサ(Clover Trail)を備える。メモリーは2GB、ディスプレイ解像度は1280×800。違いは7インチのVenue 7はカメラが3メガピクセル(リア)/VGA(フロント)で16GBのみ、8インチのVenue 8はカメラが3メガピクセル(リア)/2メガピクセル(フロント)で、ストレージが16GBまたは32GBとなっている。

7インチのAndroidタブレット「Venue 7」

8インチのAndroidタブレット「Venue 7」、カラーはブラックとレッド

小型のWindows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」(299.99ドルから)はクアッドコアのAtomプロセッサ (Bay Trail)を搭載する。メモリーは2GB、ストレージは32GB/64GB。8インチのHD IPSディスプレイは解像度が1280×800だ。カメラは5メガピクセル(リア)/1.2メガピクセル(フロント)。対応アクセサリとして、キーボード、Dell Activeスタイラスなどが用意されている。

8インチのWindows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」

オプションのキーボードやデジタルペンを活用することで生産性がアップ

10.8インチのWindows 8.1タブレット「Venue 11 Pro」(499.99ドルから)は、標準構成のプロセッサがAtom (Bay Trail)で、オプションで第4世代Core i3やi5を選択できる。ディスプレイは1920×1080のフルHD対応。メモリーは2GBで、ストレージは32GB/64GB。カメラは8メガピクセル(リア)/2メガピクセル(フロント)だ。対応アクセサリは、Dell Activeスタイラス、スクリーンカバーにもなるDell Slimキーボード、バッテリーを内蔵したDell Mobileキーボード、USB 3.0ポートやデュアルディスプレイ用の出力ポートを装備する「Dell Tablet Desktop Dock」など。アクセサリを活用することでノートPCやデスクトップPCのようなスタイルで利用できる。

オプションでCore i3/i5を選択でき、Mobileキーボードを組み合わるとノートPCのように使用できる「Venue 11 Pro」

USB 3.0ポートなどを備えたDell Tablet Desktop Dockと「Venue 11 Pro」