HDD×2台を取り付けて電源オン

セットアップは、初めてNASに触れる方でも戸惑うことはない。トレイにHDDやSSDなどのストレージデバイスを取り付けたら、AS-302Tに接続。電源コードやイーサネットケーブルを接続し、電源ボタンを押せば一連の処理が自動的に始まり、ビープ音が鳴ればセットアップ完了だ(図04~05)。

図04 トレイにHDDなどストレージデバイスを取り付ける。3.5インチの場合はサイドからネジを締め、2.5インチの場合はトレイ下部からネジを締めるタイプだ

図05 各ベイにトレイを取り付けて電源ボタンを押せば、初期設定が自動的に行われる

インストールCDから「Control Center」を導入すると、ネットワーク上を検索してAS-302Tを検出する。後はWebブラウザ経由で、Linuxベースの独自OS「ADM(ASUSTOR Data Master)」のダウンロードや、パーティションの初期化などを経て利用可能になる。

また、セットアップウィザードでは、ストレージデバイスの初期化を利用環境に合わせて自動設定する「ワンクリックセットアップ」と、管理者パスワードやストレージデバイスのボリューム形式を手動で選択する「カスタムセットアップ」の2種類から選択可能だ。後は前述したボリューム形式を選択すれば初期化処理が始まり、OSであるADMがWebブラウザ上に現れる(図06~10)。

図06 セットアップCD-ROMから起動するメニュー。ここからPDF形式のマニュアルを読むことも可能だ

図07 AS-302Tを検出したら、一連の設定はWebブラウザ経由で実行する

図08 ストレージデバイスの初期化などを行うセットアップウィザードは2種類のステップ操作が可能

図09 ストレージデバイスのボリューム形式はシングル/JBOD/RAID 0/1/5/6/10から選択可能

図10 各種設定を終えるとOSである「ADM」がWebブラウザ上で表示される

次ページ: NAS用OS「ADM」には多彩なアプリも追加できる