エプソンは3日、個人向けのインクジェットプリンタ/複合機「カラリオ」シリーズのA4最上位モデルとして、FAX・ADF搭載の全部入りモデル「EP-906F」を発表した。発売は19日を予定。価格はオープン。店頭予想価格は40,000円台半ば。

EP-906F

3.5型タッチパネルを備えた、FAX・ADF搭載のA4対応複合機の最上位モデル。秋モデルで強化したアプリ「EPSON iPrint」や、新機能となるCreative Printおよび3Dフレーム Printに対応。また、強化したメールプリントおよびリモートプリントドライバに加え、メールdeリモート印刷 スキャンtoクラウドも継続して搭載。AirPrintやGoogle Cloud Printにも引き続き対応する。

新機能として、受信/送信するFAXのイメージを確認してから印刷や送信を行う「見てからFAX印刷(送信)」を備え、利便性の向上と運用コストの低減を図っている。

給紙機構はフロントに二段トレイを用意しており、メディア種やサイズに応じた使い分けが可能だ。排紙トレイは自動開閉式で、ジョブに応じて開き、電源OFF時に閉じる設計だ。また、自動両面印刷機構を搭載しているため、手軽に両面プリント・コピーが行える。

主な仕様は、解像度が5,760×1,440dpi。インクがブラック/シアン/ライトシアン/マゼンタ/ライトマゼンタ/イエローの染料6色独立。最小インクサイズは1.5pl。対応用紙サイズはL版~A4。公称印刷速度はL判で約14秒/枚。スキャナ解像度は4,800dpiのCISを搭載する。

インタフェースはUSB 2.0×2(PC接続用、外部記憶機器およびPictBridge用)、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、IrDAをサポート。メディアスロットはメモリースティックDuo/PRO Duo/PRO HG Duo、SD/SDHC/SDXCメモリカード、コンパクトフラッシュなどに対応する。

本体サイズはW390×D339×H191mm、重量は約8.3kg。