待望の45W版APUがデビュー

AMDの新型APU「A10-6700T」は、TDPが45Wまで抑えられている省電力モデル。これまで、Richlandコアのデスクトップ向けAPUでは、店頭で100W版と65W版が発売されていたが、このラインナップにAMDユーザー待望の45W版が加わることになる。同社によると、このAPUは日本限定発売とのこと。価格は17,500円前後だ。

「A10-6700T」の製品パッケージ

OPNは「AD670TYHA44HL」となっている

CPU/GPUのコア数は、ほかの6000番台のA10シリーズと全く同じ。それぞれ、動作クロックが抑えられており、CPUのコアクロックは2.5GHz(ブースト時3.5GHz)となるが、GPUのクロックはCPUに比べ低下が少なく、720MHzとなっている。価格は最上位モデル以上になってしまっているが、省電力性の高さには要注目だろう。

■RichlandコアのA10仕様比較
APU A10-6800K A10-6700 A10-6700T
CPUコア数 4
CPUクロック 4.1/4.4GHz 3.7/4.3GHz 2.5/3.5GHz
Radeon GPU HD 8670D HD 8650D
GPUコア数 384
GPUクロック 844MHz 720MHz
TDP 100W 65W 45W
価格帯 16000円前後 17500円前後

Kabini搭載のMini-ITXマザーボード

AMDの最新APU「Kabini」を搭載するというMini-ITXマザーボードがECSから2モデル発売となっている。4コアの「A6-5200」を搭載するのが上位モデルの「KBN-I/5200」で、ヒートシンクはファン付き、一方2コアの「E1-2100」を搭載するのは下位モデルの「KBN-I/2100」で、こちらはファンレスとなる。価格はそれぞれ、20,000円前後と12,000円前後。

ECSの「KBN-I/5200」。グラフィックス出力は、VGAとHDMIを備える

こちらは「KBN-I/2100」。マザーボードの仕様は5200とほぼ同じだ

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