ゴア・マガラは真っ黒な全身に、巨大な前脚(翼脚)と翼を持つモンスターである。今回の体験会で用意されていた3つのクエストではもっとも難度が高く、辻本Pをして「今回の体験会でクリアできる人はいないかも」と言わしめるほどの強敵だ。
さっそく4人で挑んでみたのだが、やはり大苦戦! 動きは極端に速いというわけではないが、巨体から繰り出される攻撃の一つ一つが読みづらい。特にブレスは着弾後に連鎖爆発を引き起こすので、回避したと思ってもうっかり食らってしまうことが多かった。また、特徴的なのはゴア・マガラの体から放出される黒い鱗粉で、これを受けるとハンターが狂竜ウイルスに感染してしまう。すでに情報が出ているように、狂竜ウイルスに感染すると体力ゲージの赤い部分がなくなり危険な状態になってしまうのだ。今回のプレイでも何度となく狂竜ウイルスに感染し狂竜症を発症してしまったが、長期戦ではジワジワと効いてくる厄介なステータス異常である。
ゴア・マガラはどうやらこの狂竜ウイルスを頻繁に放出してくるモンスターのようなので、本番ではしっかりとスキル等で対策していきたいところだ(おそらく狂竜症を無効化するスキルが登場するのではないだろうか)。
もっとも、狂竜ウイルスも悪いことばかりではない。今回、狂竜ウイルスに感染後、必死にゴア・マガラの足元に飛び込んで攻撃を続けていたところ、案内役の"旅団の看板娘"から「狂竜ウイルスを克服しました!」とのメッセージが。
そう、狂竜ウイルスは感染後に一定以上攻撃を続けると克服することもできるのだ。しかも、克服すれば一時的に使用する武器の会心率が上がるというボーナスまでついてくる。これはひょっとすると、わざと狂竜ウイルスを食らって克服し、パワーアップするという戦略もとれるのではないだろうか。
そんなことを考えたものの、今回の体験会ではとてもそんな余裕がなく、結局ゴア・マガラを追い詰めることなく3死という結果に……。うーん、さすがにパッケージモンスターは強い。前作3Gのブラキディオスも初見ではかなり絶望感があったが、ゴア・マガラのプレッシャーはそれに匹敵するものがある。
最後に、中レベルクエストであるテツカブラ討伐にも出かけてみた。こちらは巨大なアゴが特徴のモンスターで、後脚の脚力を生かして俊敏な攻撃を仕掛けてくる。緩急つけたトリッキーな動きが脅威だが、直線移動が多いのでよく観察すればゴア・マガラほどの苦戦はなさそうだ。3連続ですばやくジャンプしてくる攻撃と、アゴを使って岩を持ち上げる攻撃は強力なので注意したいところである。
こちらは片手剣で挑み、無事4人で討伐することができた。
最後にどうしても納得がいかず、得意の弓でゴア・マガラにソロで挑んでみたが……今度は時間切れ。うーん、悔しい!
このリベンジは1カ月後、製品版のモンスターハンター4で必ず成し遂げてみせると誓った体験会であった。
(C)CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED.