このうちバッテリが写っている背面写真についてはイタリアのWebtrekというサイトが紹介したものとなっている。もっとも、この写真からわかる情報はほとんどないが、Gotta Be MobileではNote IIIのデザインがGalaxy S4に近いものになるという噂を紹介している。S4とNote IIは実は外見上の差異はそれほどなく、唯一の大きな違いは本体全体の丸みといったデザイン部分にある(S4のほうが丸い)。だが先ほどのWebtrekの写真ではNote IIIらしき製品のデザインはそれほど丸みを帯びていないため、実際のところは不明だ。
残りのスペックについてはメモリが3GB、背面カメラが1300万画素 (現行のNote IIは800万画素)という話が出ているが、こちらも真偽不明だ。噂によって意見が分かれているのが画面サイズで、Gotta Be Mobileでは「5.7インチディスプレイに1080p対応の解像度」という情報を紹介している一方で、TechCrunchでは6.3インチという情報を紹介しており、非常に幅が開いている。そのTechCrunchにおいても、直前までは5.7インチまたは5.9インチという情報を紹介しており非常に混乱する。サイズによって複数のバリエーションが存在するという話もあり、おそらくはNote III発表におけるポイントの1つはこのサイズ感の部分なのかもしれない。いずれにせよ、Note IIのスペックが5.55インチの1280×720ピクセルであり、大画面化トレンドの中でこれよりは大きい画面で、かつ高い解像度のパネルを採用する可能性は高いだろう。
まだ不明な部分は多いが、S Penというスタイラスを使った操作を前面に押し出すというAndroidデバイスとしてはユニークな提案で一躍人気となったデバイスを出したSamsungが、スペックアップ以外の面でどう新製品をアピールしてくるかが今回のイベントの見所だろう。6インチクラス端末でのライバル同士の争いもいいが、それ以上にハイエンドスマートフォン販売が停滞しつつある現状を見据え、どのような施策を打ち出すか興味深い。
(記事提供: AndroWire編集部)