だが、これら大画面端末の多くは4:3などの比較的ずんぐりした形状のディスプレイを採用していることが多く、横幅が広い。LGではG2において大画面を採用しつつも、横サイズは持ちやすい縦長デザインのディスプレイを採用し、さらにデザイン上の工夫で最適な厚みを確保しつつ、「Edge-to-Edge」と呼ばれる本体左右ギリギリまでディスプレイが張り出したデザインを採用している。ディスプレイ品質についても、特徴的なタイル配置を持つAMOLEDなどに比べ、同社製IPSは画面も明るく、単位面積あたりの素子数も多いとアピールしている。

LGによれば画面サイズ(対角)だけでなく、左右サイズも考慮したうえでG2では5.2インチというサイズを選択したという。いわゆる6インチクラスのファブレットではどちらかといえば4:3の画面比率に近いディスプレイを採用しているが、G2では16:9のフルHDディスプレイと縦長デザインとなっている

タッチスクリーンではデュアルセンサーによりエッジ部分の幅を細くできるようサイズを稼いでおり、結果としてG2本体左右のベゼル部分が2.65mmとギリギリまで細くできているという

Samsung製スマートフォンでよく採用されているAMOLEDと、G2のIPSパネルとの比較。素子配置の関係でG2のIPSのほうが白みが強く、さらに画面が明るく単位面積あたりの素子数が1.5倍だという

強化されたカメラ、オーディオ、そしてユニークな機能

カメラ機能の強化もG2の特徴の1つだ。光学手振れ補正(OIS)をサポートしているが、同機能を搭載した1300万画素クラスでかつ本体が厚みを持たないのはG2だけだとLGでは説明する。またOISにより、暗所撮影での手振れも少なく、被写体が明るく綺麗に写る傾向があるようだ。