XPS 27には外部インターフェースとして「Thunderbolt」が1基搭載されている点にも注目したい。最近のMacではもうお馴染みの装備だが、Mini DisplayPortとして外部ディスプレイを接続できるほか、同じケーブルからPCI Express相当の信号を引き出し、高速な外付けストレージやビデオキャプチャユニットなどを接続できるものだ。対応機器はまだ少ないが、動画編集作業などで外付けのRAIDストレージを多用する人にはうれしい装備といえる。

LANとUSBの間にあるのがThunderboltポート。同ポートを2基搭載してデイジーチェーン接続を可能としている周辺機器もある

背面最上部のスリットは熱を外に逃がすためのもの。スタンドの付け根やや下にThunderboltなどのインタフェースがある

デザインの志向性はXPS One 27の延長線上にある。液晶を設置面に対して約30度まで傾けることのできるデュアルヒンジ機構や、側面にスロットイン式の光学ドライブを配置した点も同じだ。側面にポート類や光学ドライブを設置しているため、本体両側にある程度スペースを空けておく必要があるが、オールインワン機として非常によくまとまっている印象を受ける。

スタンド部はデュアルヒンジになっており、約30度まで傾けられる

右側面にスロットイン式の光学ドライブを配置

左側面にはUSB3.0やメモリカードスロット

次のページ:従来機に比べ、確実に性能アップ