三菱電機は7月25日、産業用カラーTFT-LCD「DIAFINE」の新製品として、手袋をはめたまま指先で操作できる投影型静電容量方式タッチパネルを搭載した15.0型XGA(1024×768画素)対応の「AA150XT11-PCAP」と、19.0型SXGA(1280×1024画素)対応の「AA190EA01-PCAP」2機種を発表した。

同製品は、TFT-LCDに加え、タッチパネル、コントロール基板、ドライバソフトを含めたトータルサポートを提供。自社で組立一貫生産を行うことで、高い信頼性を確保した。また、最表面の保護ガラスへの強化処理・防汚処理など様々な要求に対応している。

タッチパネルは、独自の検出制御処理技術により、保護ガラス越しに手袋をつけたまま指先によるピンチイン、ピンチアウト、フリック動作など直感的な操作が可能。さらに、独自の微細配線技術によるセンサの微細化により、高い視認性を実現した。今回の大型サイズのラインアップにより、計測器、工作機械、POS端末など、幅広い産業機器に適用できるとしている。

なお、価格は「AA150XT11-PCAP」が13万円(税別)、「AA190EA01-PCAP」が16万円(税別)。8月23日より発売する。

15.0型XGA対応の「AA150XT11-PCAP」(左)と、19.0型SXGA対応の「AA190EA01-PCAP」(右)