パナソニックは7月25日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-XS3」を発表した。発売は8月22日で、価格はオープン。推定市場価格は20,000円前後となっている。

「DMC-XS3」

2013年春モデルより登場した超薄型デザインの「LUMIX XS」シリーズ新モデル。このDMC-XS3も、光学5倍ズーム対応レンズを搭載しながら、最薄部で約14mmというスリムデザインを実現している。従来モデル「DMC-XS1」でCCDだった撮像素子は高感度MOSセンサーへ変更となり、夜景や室内などの暗いシーンでも手ブレやノイズを抑えて撮影を行える。また、アルゴリズムの改善や信号処理の高速化により、約1.1秒の高速起動が可能となった。

そのほかの機能としては、撮影時に13種類のフィルター効果を利用できる「クリエイティブコントロール」、撮影後に同効果を追加適用可能な「クリエイティブレタッチ」、パノラマ撮影時にフィルター効果(11種類)を適用できる「クリエイティブパノラマ」などを搭載。カネボウ化粧品「コフレドール」が監修したデジタルメイク機能「メイクアップレタッチ」も搭載しており、「スィート」「クール」「セレブリティ」「ハッピー」「エレガント」と5つのメイクアップ効果を楽しめるようになっている。

画像処理エンジンは新開発の「ヴィーナスエンジン」を採用。2次元ノイズリダクション、マルチプロセスノイズリダクションが効果的なノイズ低減が可能となり、高感度撮影でも高画質を実現する。

主な仕様は、撮像素子が有効1,410万画素の1/2.33型MOSセンサーで、レンズが焦点距離24~120mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF2.8~F6.9、対応感度がISO100~ISO3200(高感度モード時はISO1600~ISO6400を利用可能)。手ブレ対策としては光学式の「MEGA O.I.S.」を搭載しており、暗いシーンでの撮影時も手ブレを効果的に抑制する。

背面のモニターは約23万ドット・2.7型の液晶となっている。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約200MB)。動画の記録形式はMP4で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット。バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約230枚となっている。

サイズはW92.2×D18.5×H54.4mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約89g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約103g。

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