同社では新たに「DIGNO DUAL 2」(京セラ製)、「AQUOS PHONE es」(シャープ製)、「STREAM」(ファーウェイ・ジャパン製)の3モデルを発売すると発表した。

とはいうものの、スマートフォン市場は現在、激しい競争のまっただ中にある。そんな中でウィルコムが存在感を示すために、「他社とは違ったよさを提供したい」と宮内社長は言う。

その一つが、PHSと3G通信に加え、SoftBank4Gにも対応した京セラ製の「DIGNO DUAL 2」だ。4Gに対応したことで下り最大76Mbpsという高速データ通信が可能になる他、PHSでは通話以外に電話番号でメッセージをやりとりできる「ライトメール」にも対応する。サイズは幅66×高さ134×厚さ10.9mmで重さ約134g。液晶サイズは4.7インチ。OSはAndroid 4.2を搭載し、おサイフケータイや防塵防水、ワンセグ、赤外線通信といった国産スマホらしい機能も全部入りとなっている。注目は受話スピーカーいらずの「スマートソニックレシーバー」。この機能については別稿でレビューする。7月18日発売予定。

DIGNO DUAL 2

さらに、シャープ製の「AQUOS PHONE es」が9月に発売となる。特徴は4.0インチと比較的小さめの液晶と、幅60×高さ122×厚さ11.9mmというコンパクトなボディ。「DIGNO DUAL 2」も他社ハイエンドモデルに比べると大きくはないが、「AQUOS PHONE es」はさらに一回り小さい。こちらもおサイフケータイ、防水、ワンセグ、赤外線通信に対応している。ファーストインプレッションについては別稿で紹介する。

AQUOS PHONE es

3つ目のモデル「STREAM」については、2012年10月にソフトバンクから発売されたものと製品の仕様は同じ。ただし、メールアプリ等、一部ウィルコム向けに変更されている。

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