NTTドコモがVOCALOID「初音ミク」とコラボレーションしたAndroidスマートフォン「XperiaTM feat. HATSUNE MIKU SO-04E」を発表した。ソニーモバイルコミュニケーションズが製造する人気スマートフォン「Xperia」に初音ミクの世界観を盛り込んだコラボスマホで、39,000台の限定発売となる。

8月下旬よりWebサイト上で先行予約を開始。全国のドコモショップ店頭では9月上旬より事前予約を受け付ける予定だという。本稿では、即完売が予想される同製品のスペックや対応サービスをチェックしていきたい。

今回発表されたXperiaTM feat. HATSUNE MIKU SO-04E

約4.6インチ HD(720×1280ドット)ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン。国内初となるXperiaのコラボレーションモデルで、背面の「Xperia」と「初音ミク」の世界観を融合したグラフィックが配置される。内蔵コンテンツについても、キャラクターの壁紙やさまざまなクリエイターの楽曲が配信されるオリジナルウィジェットを搭載するなど初音ミク仕様となっている。このほか、端末本体に合わせた特別カラーのNFC対応ワイヤレスステレオヘッドセットを同梱する。

主な仕様としては、ドコモの2013年夏モデル「Xperia A」と同等。CPUは1.5GHz・クアッドコアの「APQ8064」を採用。ROM/RAMが32GB/2GBで、外部メモリとして最大64GBのmicroSDXCカードが利用できる。OSはAndroid 4.2を採用する。

機能面では、背面に約1310万画素(裏面照射型CMOS)、前面に約31万画素(CMOS)のカメラを搭載する。このほか、ワンセグ、モバキャス(NOTTV)、おサイフケータイ(NFC:FeliCa搭載)、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth Ver.4.0、赤外線通信(IrDA)、GPS、緊急速報「エリアメール」などが利用できる。テザリング機能利用時のWi-Fi機器接続台数は最大10台。IPX5/8の防水、IP5Xの防塵性能も備える。

通信面では、下り100Mbps/上り37.5Mbps(ともに最大値)のLTE通信サービス「Xi」および下り14Mbps/上り5.7Mbpsの3G通信「FOMAハイスピード」に対応。国際ローミングサービス「WORLD WING」(3G/3G850/GSM)もサポートする。

寸法・重量は約131×67×10.5・約141gで、バッテリー容量は2300mAh。仕様上の駆動時間は次の通り。連続待受は3Gが約420時間、LTEが約390時間、GSMが約360時間(すべて静止時/自動)。連続通話は3Gが約630時間、GSMが約570時間。

なお既報の通り、同端末に搭載するコンテンツを募集するプロジェクト「Find Your MIKU Project」を実施する。同プロジェクトは、初音ミクをモチーフとした「サウンドロゴ」「肖像イラスト」をプロ・アマチュア問わず広く募集するというもの。期間中にスペシャルサイトからコンテンツ投稿サイト「ピアプロ」にアクセスし、制作データを投稿することで参加できる。募集期間は7月4日の15時から7月31日の17時まで。

公開されたスペシャルサイト

スペシャルサイトの公開に先駆け、6月16日よりティザーサイトを公開していた

このほか、東京・六本木ヒルズの大型メディア「メトロハット」においてライブイベント「HATSUNE MIKU AR STAGE」も開催する。同イベントは、メトロハットで初音ミクのバーチャルライブを開催するというもの。Androidスマートフォン/タブレットなどで専用のARアプリを起動すると、メトロハットの外周に初音ミクが現れライブを行うという。開催期間は7月16日から7月21日で、各日19時半から23時まで開催する。ARアプリの対応機種などの詳細情報は前述のスペシャルサイトで公開する。

メトロハットで開催されるライブのイメージ