デザイナー・植木美也子さん

デザイナーの植木美也子さんのデスクには、大きなApple製ディスプレイ。しかし、動いているのは間違いなくWindowsだ。「個人的にこのほうが使いやすい」、というのが理由。作業はほとんどマウスを使わず、会社支給のペンタブレット「Intuos4」で行っている。もう一台、MacBook Proも置かれているが、こちらは打ち合わせなどで席を離れる際に使用する。

デスクの中央に置かれたIntuos 4。かなり使い込まれている

Apple製のディスプレイだが、動いているのはWindows

奥に置かれた扇風機は会社付近のコンビニで購入したそうだ。「自転車通勤をしているので、夏はガンガン使っています」という。USB給電のタイプだが、意外にしっかりした造りだ。また、最近のお気に入りは100円ショップで買ったツボ押しで、疲れた時は肩にかけっぱなしにしている。

これなら本気で涼めそう。USB侮るなかれ

こういうアイテムを見つけてくるのが得意な人、たまにいますよね

バスキュール社員に支給された面白いデザインのパーカー

イスに掛けられていたのは、社員おそろいで作ったパーカー。フードをかぶって上までファスナーを閉めると、覆面レスラーになる。社内のアートディレクターがデザインしたそうで、刺繍やアップリケなど非常に手の込んだ仕立てになっている。クォリティには妥協がない。

自由なオフィスに感じる厳しさ

今回の取材で、最初に驚いたのはラウンジ。キレイにまとめていないのにカッコいい、独特のセンスで奔放な創造性を印象づける。次に驚いたのは、一転してシンプルで特別な装飾のないオフィス。束縛のない雰囲気は"自由"と言われるのかもしれないが、そこで働く人は、それぞれ自分なりのやり方で仕事の環境を作っている。自由とは、つまり自分自身で責任を持って考え動くことを求める環境である。それは仕事の中身においても変わりないだろう。人々を驚かせるクリエイティブは、そんな厳しい"自由"の中で作られている。